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理事長ごあいさつ
本日は「やまとたかだの第九」第8回演奏会にお運びいただきまして誠にありがとうございます。また特定非営利活動法人やまとたかだ第九の会にあたたかいご支援を頂きました法人、個人の皆様方には厚く御礼申し上げます。
さて令和7年も残すところあと僅かとなりましたが、平和を願う人々の気持ちとは裏腹に世界のあちこちで今もなお戦争が続き、人種、宗教、経済など様々な対立はグローバル化の中で深まる一方です。
この様な状況で、ベートーヴェンの第9交響曲は我々に「世界中の人々よ、共に手を携え、抱き合おう!喜びの翼が舞い降りる所、全ての人々は兄弟となる。」と繰り返し語りかけます。
このメッセージは今から200年前にベートーヴェンとシラーによって投げかけられた物ですが、今も尚我々の心に深く染み込みます。
これこそが現代に於いても第九交響曲が人々に愛される一番の理由であると今更ながら感じています。
この偉大なメッセージを大和高田から発信できる事はこの上ない喜びで、団員一同心を込めて歌い上げたいと思っております。
また前半のプログラムでは恒例となりましたソリストの方々の歌唱をお聴き頂きます。
その中で四方典子さんの歌われる「ヴィリアの歌」では第九合唱団のメンバーがバックコーラスで参加いたします。こちらもどうぞお楽しみください。
最後になりましたが、第1回演奏会よりお世話になっております寺岡清高マエストロ、大阪交響楽団の皆様には心より御礼申し上げます。
令和7年12月14日
特定非営利活動法人やまとたかだ第九の会
理事長 酒本 將稔 |